「タネ銭哲学」ホテルニューオータニ創業者
こんばんは、ちょきんちゃんです。
お越しいただきありがとうございます。
今回は「タネ銭哲学」で有名な、ホテルニューオータニ創業者、大谷米太郎氏 の本を読みましたのでご紹介します。
ホテルニューオータニといえば400年の歴史のある超高級のホテルです。
なんといっても、約4万㎡、1万坪という広さの「日本庭園」が有名で滝や鯉までいるという美意識の高い伝統のあるホテルです。
そんな超高級ホテルを創立させた、大谷米太郎氏のお金に関する「タネ銭哲学」です。
大谷米太郎氏とは
大谷 米太郎 富山県 小矢部市 1881年生まれ。
ホテルニューオータニの創業者。
一家を養うために農家の小作として使われる生活を送った。31歳の時、僅かな金(20銭)を親から借りて裸一貫で上京したが、保証人もいない単身田舎から出てきた男にまともな仕事は見つからず、日雇人夫となっていた。
上京後、相撲取りや酒屋、ロール製鉄所など経てホテルニューオータ二を成功させる。
タネ銭哲学で有名。
(wikipediaより一部抜粋)
おすすめ図書「日経新聞の文化面、私の履歴書」
ホテルニューオータニ創業者/大谷米太郎氏の文章が掲載されている、私の履歴書を早速読みました。
私の「履歴書」とは、日経新聞の文化面に40年にわたって掲載されている経営者の自伝コラムで、偉人の名言・格言とともに、日本経済新聞社の名物コラムです。
そこから精選して発行した書籍となります。確か私も日経新聞で別の経営社の方のコラムを拝読したことがあり、現在も日経新聞で継続中です。
そこに今回ご紹介したい名言・哲学があります。
それはたった今から収入の一割を貯金したまえ
「それはたった今から、収入の一割を貯金したまえ、ということだ。...
.......例えば苦労した金で家を建てるとなれば、だれしもくぎ一本、畳一枚の値段を"勉強"するようになるだろう。万事このようにタネ銭をつくるというのは、ただ”もとがね”を積みあげていくことだけではなく、その金があらゆる知恵と知識を与えてくれることなのだ。”タネ銭をつくれ”といいうのはそうした意である。」
・私の履歴書 昭和の経営者群像5/日本経済新聞社
(p71-130/ホテルニューオータニ創業者/大谷米太郎)一部抜粋
本をたどればわずかなお金を貯めることから
経営者という莫大なお金を動かす人だけど、元をたどればわずかなお金をタネ銭として貯えた事から始まっているのも勉強になります。
富山から上京し、履物すら困る状態で工夫…..裸一貫からあの有名なホテルニューオータニを創業したことを考えると壮絶なご苦労は想像できます。
もっと稼げる仕事をと考えて、色々な仕事を経験しています。(今でいう転職を繰り返しながらそこで実力が認められ起業するという形です)
タネ銭と経験とこだわりが大事
タネ銭をただただ貯めて続けろということじゃなく、苦労してためたタネ銭とその経験が財産になる。
タネ銭をどう使って行くのか、活かすのにも勉強が必要だなと思いました。
またwikipediaのエピソードにもありましたが、現金決済のみというこだわりも面白いです。
>>米太郎は銀行嫌いで有名で、取引はすべて現金決済とし口座すら持たなかった。(wikipediaより一部抜粋)
能力のない経営者にお金を貸し付ける銀行嫌いだったため、現金決済以外取り扱わないかったそうです。この強烈なこだわりこそ大富豪の特有のものなんだろうと思います。
また銀行嫌いももちろん経営者目線からの言葉でしょうけど、利用者の一員としてちょきんちゃんがずっと何気に使っている銀行の経営者が本当に能力があるのか、本当に銀行が必要なのか....確かに現代でも考える点があるかと思いました。
自分との世界の違う方だからこそ読んで刺激を受けたり、その言葉に感銘することができるので面白いし、経営者の異世界の壮大な話だからこそ、心に響きます。他にも歴史に名を残す経営者の名言を探していきたいと思います。